2013/06/24

シュリンクを斬る!⑳ “地獄の釜(Auf Teufel Komm Raus)”の巻

メビウスゲームズからツォッホの新作、“地獄の釜(Auf Teufel Komm Raus)”の国内流通が始まりました。




コスモス12インチサイズ。ツォッホのこのサイズというと“マニラ”や“チーズのお城”がそうですね。

お馴染みのラベル。日本語訳が付いてくる安心感は大きい。

ボックス背面。メビウス訳ルールブックが貼付されています。

まずはこの和訳ルールブックを剥がします。

ビリリリリ…。

慎重に剥がしていきます。

貼付されていたルールブックを取り外しました。

ビニールの袋からルールブックを取り出しました。

ところがちょっと失敗。ビニールの糊に一部がくっついてしまい、少々破れてしまいました。

まあプレイに影響はないのでよしとしましょう。

さて、ではシュリンクに刃を入れます。ザクリ!

ツツーッ。

シュリンクを剥がしていきます。

ムシャムシャ…

バッサリ。

シュリンクを取り払いました。

四か国語に対応しています。当然日本語はありませんw

2人から6人までプレイ可能というのは幅広い。

デザイナーとアーティストのクレジットが見受けられますが、どちらも私の知らない名前。ひょっとして新人?

ドイツ国内での生産ですね。

一体どんなゲームなんでしょう。

では箱を開けます。ぐぐぐ…。

ぱかっ。

ふむ。

まずはルールブック。

ドイツ語、英語など四か国語で書かれています。

つづいてゲームボード。インパクトのある赤い悪魔。

広げるとこうなります。中央にあるのがタイトルの一部にもなっている釜でしょうね。

裏面はこのとおり。悪魔のもつ三叉ですね。

木製コマ類。

袋から出しました。ジャラーッ。

そして検品。プレイヤーコマと石炭コマ、欠品はないようです。

おや、一番右のこの黒いコマはなんだろう?ルールブックにも表記のないコマがひとつ紛れ込んでいました。

お金チップはずっしりとした重みのある立派なものでした。

紙タイルでも代用できる部分ですが、しっかりとした本格的なポーカーチップ然とした豪華なコンポーネントが採用されています。

その分コストもかかってますがこれこそドイツゲームの特徴のひとつでしょう。

フィルムを剥がします。

じゃらじゃら。いや実に立派。

こちらも欠品なし。オリジナルフォントが採用された存在感のあるパーツ。

もう一枚、パチリ。これだけでプレイが楽しみになってきます。

では箱に戻していきます。まずはお金チップ。ずしっと納まる感じ。

つづいて石炭コマ。

そしてプレイヤーコマ。黒いコマはスタートプレイヤーマーカーにでも使おうかな。

ボードで蓋をします。

最後にルールブック。こちらの方が安定するかなと横向きに。

はい終了。随分メタボな悪魔がいい味出してます。


ツォッホのコンポーネントは豪華なものが多いですね。その分このタイトルも六千円オーバーとけして安いものではなくなっていますが、それこそがドイツゲームの拘りのひとつではないかとも思います。

この後和訳ルールを読みましたが、シンプルながら完成度の高いルールで、期待の持てる一作。早くプレイしてみたい!

2013/06/19

シュリンクを斬る!⑲ “コロレット10周年記念版(Coloretto 10Jahre Jubilaumsausgabe)”の巻

鬼才ミヒャエル・シャハトの傑作“コロレット”の10周年記念版を海外のショップから取り寄せました。

こちらです。パブリッシャーはアバクス・シュピーレですね。

こちらがボックス背面。今回はこのカードゲームを開封します。


ザクリ!

ぺりぺり…。






バサーッ。

はい、シュリンクを剥がしました。

通常版と並べて比較しました。

通常版はいわゆるキャラメル箱なのがやや残念でしたが、今度の記念版では改善されて蓋仕様になったのがうれしい点のひとつ。そういえば昔のアバクスはすべてキャラメル箱仕様でした。

背面はこのとおり。ドイツ語表記のみになってレイアウトがすっきりした印象。

“10 Jahre Jubilaumsausgabe”の表記。

それでは箱を開けます。

ぱかっ!

このようにカードが入っていました。

カードを取り出しました。

アバクスのカタログとルールブック。

ルールブックを広げてみました。

全4ページですね。

通常版と比べてみます。通常版はモノクロだったんですね。

しかし四か国語で書かれています。

アバクスのカタログもちょっと見てみましょう。

蛇腹式とでもいうのでしょうか。広げると横に長い一枚もの。

コロレットの紹介もありました。

目出度くSdJの候補となったHanabiですね。

さて、ではカードを見てみましょう。

ツツツーっ、と。

ばさっ、と。

並べてみました。カラフルで美しい。

こちらも開けてみます。

ビリビリ…。

こちらはこんな感じ。

並べるとこうなります。

この写真で分かりますかね、当然のようにエンボス加工されています。これがドイツゲームクオリティ。

通常版との比較。

グレーがなくなり、パープルが採用されたことが分かります。

記念版のほうが遊び心がありますね。しかし通常版のシンプルな美しさも捨てがたい。

こちらも比較。あなたはどちらのデザインが好みですか?

こちらは記念版になって追加されたと思しきカードです。

左はバリアント時の得点計算表。そういえばこっちの計算方法、未プレイだったかも。

左から二番目がゴールデンレインボーだそうです。レインボー3枚のうち1枚がこれになっており、ノーマルなレインボーは2枚になったのが記念版の仕様。効果は不明。気になりますね。

右側3枚は2人プレイ時に使用するカードですね。

カード裏面の比較もしておきましょう。このとおり。

それではしまっていきます。まずはカタログ。

そしてドイツ語オンリーになったカラーのルールブック。

カードは大体ふたつに分けてこのように収納。

はい、しまいました。


僕も大好きなシャハトの傑作のアニバーサリィです。

カラフルな記念版、シンプルな通常版といった印象。いずれにせよこれからも末永くプレイしていきたいゲームです。