2013/06/17

UDAゲーム会(2013/06/15)

毎月恒例となりつつある土曜日の自宅ゲーム会です。


国産同人“すてきな花園”(イリクンデ)から開始。

落ち着いたアートワークの施された、シンプルなバッティングゲーム。


日本人好みのインタラクションにアレンジされた“はげたかの餌食”という印象。

親で“-5”に“8”あたりをプレイしてうまく釣れたら最高!のゲームw

オリジナリティは弱いですがこういうアレンジも面白く、成功作かと。

参加プレイヤーにも好評で、これからも折を見てプレイしてみたいです。


クニツィアの“チーキーモンキー”のPiatnik版、“モンキービジネス”。

コンポーネントに差違があるのみの、ピアトニク版チーキーモンキーです。

ゲームの方は非常にシンプルで、直感的なプレイが楽しめるタイトルで、僕の好きなクニツィアタイトルのひとつ。

アートワークを含めたコンポーネント全般について、日本語版のものよりこちらの方がすっきりしていて僕は好きです。

最後のマジョリティチェックで漁夫の利を得て勝利。


本日のメインタイトルのひとつ、“マグヌムサル拡張ムリア込み”。

岩塩をめぐる炭鉱内での鬩ぎあいが熱かった佳作タイトルを、今回は拡張を導入して久々の立卓。


単純に採掘の障害でしかなかった“水”が、拡張では“塩水”としてリソースの価値を持ったことで、ゲーム全体に奥行がもたらされています。

また坑道の構造もプレイヤーの意思決定に依って形成されていくもので、坑道の所有権争いもまたゲームを白熱させることに一役買っているかと。

ダウンタイムの長さはやや気になりましたが、これは良い拡張。本体のみでも面白いタイトルですが拡張込みの方が手応えはありますね。

因みにゲーム内通貨は“グロシ”。レアですねw 他のゲームであったかな、グロシなんて。


フェルトの“ブルッヘ”、これが二回目のプレイ。

165枚ものカードがコンポーネントの主役を張る、90分のハンドマネジメント。


選択肢は豊富に用意されており、“なにかしらやれることがある”感覚はフェルトのタイトルにしては風通しの良さを感じさせますが、緻密にマネジメントをコツコツ重ねていくプレイヤーにはこの“ままならなさ”が果たして受け入れられるのか、という疑問に近い思いは拭えません。

ふたつの山札から任意のカードを選択して手札を供給するメカニズムは、多くのプレイヤーを悶絶させることでしょうw

これで2時間クラスの中重量級ならプレイの機会は少ないかもしれませんが、60~90分で収束する軽中量級として捉えている私はこれからもプレイを重ねてみたいと思ってます。(とはいえ本当の評価はまだまだこれからですね。)

通貨は“ギルダー”。王道w


シュタウペの新作カードゲーム“もっとよせて”。こちらも二回目のプレイ。

1から100までのカードのみでこんなジレンマを作り出すのが流石はシュタウペ。


まあ戦略的に勝ちを狙っていくには運要素が強いとは思いますが、どこまでマネジメント出来るものなのか、その問いにリプレイのモチベーションを刺激されます。

こういう軽いゲームは好き嫌いが分かれそうですね。面白いと思う人と、どこが面白いのか分からないという人と。僕は前者。


ネスターゲームズ“Corporation”。

考え始めるとある意味キリがないガチなアブストラクト。

コンポーネントはチープですがキレのあるアイデアがコンパクトにまとまっていてスルーの難しい佳品かと。

今回は諸般の事情にてキューブタイマーを使用したひとり一分の時間制限でのセッションとしましたが、3分くらいの持ち時間である程度じっくり考えたプレイも面白そう。

剽軽なアートワークも味があって好み。


久しぶりの“ネフェルティティ”。

2008年にフランスのマタゴーから出版されたタイトルです。

競りとセットコレクション、の一言では済ませられないと思うのは本作の高い完成度とオリジナリティからでしょうか。

運要素低め、90分で終わる収束性の良さ、適度な戦略性などを求めているプレイヤーには強くお奨めできる良質なタイトル。久しぶりにプレイしましたが棚に収納しておくのは勿体ない、これからもプレイを重ねる価値のあるユーロだと認識を新たにしました。

あ、通貨は“デベン”です。古代エジプトの通貨でしょうかね。

そしてフェルトの“リアルト”。最近のお気に入りのタイトルのひとつです。

基本はユーロ王道的エリアマジョリティなのですが、フェルトのデザインだけあって勝つための道程は多岐に渡っており、しかしながら散漫な印象は欠けらもない、実によくまとめられた秀作。

セッション後の感想戦でも種々の意見が飛び交いましたし、まだまだ研究しがいのある意外に奥の深いタイトルだなー、と。

あちらもこちらもと手を出すのは愚策というかそもそも難しいというか。

総督トラックのタイブレークで勝利できましたが自分自身どこが勝因なのか実はさっぱりwww

今後もやりこんでみたいと思うほど本作の持つ魅力に取りつかれているのが偽らざる現在の心境です。

しまった、通貨はなんだったっけ?(後で調べようw)

最後にもう一度このタイトルをプレイしてこの日は〆ました。


この日のベストは“ネフェルティティ”か。“ブルッヘ”と“リアルト”はしばらくやりこんでみたいです。

参加していただいた皆様ありがとうございました。

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